もう一つ私達が注力している事業があります。それは自社メディア「Nativ.media」です。今まで「地方創生業界メディア」というコンセプトで、地方創生を一時的なムーブメントではなく、一つの業界として根付かせるための”業界新聞”的な役割を担いたいと考え、2017年から本格的に情報発信をしてきました。おかげさまで、年間のべ15万人以上の、地方創生関心層が集まるメディアに成長し、おそらくですが、この分野では閲覧者数がかなり多いメディアに育ってきたと自負しています。このメディアをリニューアルし、さらに事業としても加速させていきたいと考えています。
私達が関わりはじめて約7年。地方創生を取り巻く状況は大きく変わり始めています。というのも、終身雇用が終了し、年金だけに頼れない状況下で、人生100 年時代をどうやったら幸せに生きられるのか、多くの人が今まで以上に真剣に考える時代になったからです。これは決して「厳しい環境」だと捉えるのではなく、むしろ逆に「自分自身の主体性を取り戻せる時代」になったとも言えるのではないでしょうか? 言ってみれば、自分自身の変化を通じて、いい意味で貪欲に自分らしい幸せを追い求める「ライフシフトの時代」になったのです。
そうした時代に際し、同時に日本各地では、移住促進のみならず、居住地によらず強い関係を築く人の数=「関係人口」を増やして自らの地域の発展のきっかけにしたいという機運が高まってきました。そこで、このNativ.mediaでは、その「ライフシフトを考える人」と「関係人口を創りたい地域」を結びつける役割を担いたいと考えたのです。
地方創生の業界新聞から、関係人口創出のプラットフォーム・メディアへ。
大きな転換ではありますが、この方向性のほうが、より多くの人や地域に貢献できると信じています。そして、関連する様々な企業とのコラボレーションで、様々な事業展開を図っていきたいと考えています。
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