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大手広告代理店から日本酒応援団に転職して、変わったもの
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大手広告代理店から日本酒応援団に転職して、変わったもの
日本酒応援団株式会社 熊野 恵美子さん

地域事業に関する記事は起業家や創業メンバーばかりがメディアに取り上げられ、かつその多くが華々しい経歴や変わった経験を持つ人ばかり。会社員として働いていると、遠い世界に感じてしまっている方も多いのではないでしょうか。今回は、東京で大手広告代理店に7年間勤め、リーダーとして順調に出世を遂げたものの、新しい挑戦を求めて日本酒ベンチャーに転職した熊野恵美子さんに話を聞きました。

日本酒応援団株式会社

「日本酒が、大好き!」強い思いで結成された、日本が誇る商品・文化として日本酒を応援する会社。2015年に株式会社化。掲げるミッションは「日本酒のあるライフスタイルを、世界中に。」従業員数はまだ少数ながらも、世間でも注目を浴びるユニークなビジネスモデルと、本物の日本酒の味で、そのミッションの達成へと邁進している。

熊野 恵美子

大阪大学医学部卒。在学中に広告業に興味を持ち東急エージェンシーへ入社。大手流通、航空会社、化粧品メーカーを担当後、乳業メーカーのアカウントリーダーとして新商品のブランディングに携わり、数々のCM制作やPRイベントを運営実施。手がけた商品は2015年に優秀ヒット賞を受賞。福岡県の酒好き家系で生まれ育った生粋の飲兵衛。西から東へ、日本中の美味い日本酒と食を求め日々飲み歩く。

記事のポイント

  • 大手広告代理店から、地域事業に挑戦するベンチャーへ転職して、得たもの・失ったもの
  • 経営者視点と裁量権は、日本酒応援団にジョインして身についた
  • 一緒に働くメンバーが信頼できるか、そして何より仕事が好きになれるかが大事

医学部から広告代理店のアカウントリーダーへ

──医学部卒で広告代理店に就職したのち、当時の社員がたった5名のベンチャーに転職するなんて、珍しいキャリアですね。

いやー、本当によく言われます。広告代理店の7年間は楽しかったですよ。めちゃくちゃ辛いこともたくさんありましたけど、それ以上に楽しくてやりがいがあり、何よりも働き方が自分に合っていました。毎回毎回、プロジェクトごとにチーム編成をして、提案をして、プレゼンして回していくっていうのが、運動会や文化祭の感じに似ていて。

──なぜ医学部から広告の道に入ったんでしょうか。

私は医学部といっても、大阪大学医学部の検査技術科学というところの出身です。もともと生物の遺伝子が好きだったんですが、研究よりももう少し社会に近い場所にいたいと考えて選びました。学科自体は非常に楽しかったのですが、病院実習をはじめてから、もっと多様な人に出会える働き方がしたいと思うようになったんです。これは高校時代の経験が大きかったかもしれません。福岡の修猷館という高校にいたのですが、校則が一切なし、勉強も運動もイベントごともひたすら全力でやるという学校でした。あの時の自由さを、仕事にも求めてしまったのかもしれませんね。

結果的に広告の仕事はすごく合っていて、就職後は大手流通、航空会社、化粧品メーカーなどを担当したあと、乳業メーカーの新商品ヨーグルトのアカウントリーダーを務めました。

──具体的にはどのようなお仕事でしたか?

CM制作やPRイベントなども含めていろんなことを全般的にやらせてもらい、2015年に優秀ヒット賞を受賞することもできました。良い会社だし一生いてもいいと思っていた反面、7年間勤めて一通りの仕事はできるようになり、自分の成長の鈍化も感じ始めていた。そんな時期に、日本酒応援団に出会ってしまったんです。

日本酒で、グローバルで、ベンチャー。
自分が求めていた環境を見つけてしまった

──日本酒応援団はどうやって見つけたのでしょうか?

私お酒が大好きなんですよ!代理店時代は、週5~6回飲みにいくようなペースで(笑)。どんな形でも良いからもっとお酒に関われないかなと思って、お酒のメーカーを調べていた中で、Web上で奇跡的に見つけました。すぐに職務経歴書を送りましたね。

──どこがポイントだったんですか?

まずお酒の中でも、日本酒が一番好きで今後の発展性も感じていたところ。それから、当時の日本酒応援団はたった5人の会社だったのに、すでに海外に販路がありグローバルだったところ。そして何よりも、ベンチャーという組織のあり方が魅力的だったんです。

広告代理店時代は自社もクライアントさんも大企業だったのですが、知人がたまたま小さいベンチャーで働いていて、よくその話を聞いていました。自分のやり方次第で会社がどんどん成長していく、オフィスに縛られない仕事のスタイル、少人数だから自分の裁量が大きくて責任も重大といった話を聞く中で、そのような環境に一度挑戦してみたいという憧れもあったと思います。

──大手企業から、日本酒スタートアップへの転職に不安はなかったんですか?

事業そのものは自分の理想の環境だったので、人が合わなかったらどうしようとは思ってました。書類を送ってすぐ共同代表のなおさん(古原忠直氏)と、まささん(竹下正彦氏)に会ってみたら、すぐに意気投合でき、その心配は杞憂に終わりました。その上、ちょうど広報・マーケティングの役割ができる人を探していた。5人いる社員のうち、2人は経営に強いタイプ、もう1人は海外販売や戦略に強みがあるタイプ、何でもできる天才デザイナー、元リクルートのガテン系営業(こんな言い方をしたら怒られるかも笑)という5人の会社だったので、私がジョインできたのは本当にいいタイミングでした。

正直、広告代理店時代より給料は下がりましたね。でも、綺麗事に聞こえるかもしれないけど、仕事がとにかく楽しい。まだまだ会社は伸びるし、伸ばせるという実感もあるから、不安を感じる瞬間がないんです。仕事から得られるものの質も高い。能力・スキル面でもそうだし、生活面でもそうです。

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